気持ちを落ち着かせ副交感神経を活性化する森林セラピーの目的からすれば桜が咲く繁忙期の吉野は避けるべきなのでしょうが、やっぱり桜を眺めながら季節の良い時期の森林は気持ちがよいものです。
多くの方の吉野観光は、吉野駅で電車を降りてすぐに隣接しているケーブルに乗って吉野山の旅館街へ一気に登っていったり、七曲を徒歩で登って行ったり、3月下旬から5月上旬まで運行されている上千本まで向かうバスに乗ったりして吉野山に向かいます。
このシーズン中、私たちもこの上千本へ向かうバスに乗り森林セラピーロード入口の如意輪寺で下車して森の中へ入って行きます。
前半はここから眺める桜は最高じゃないかと思える少し緩やかな坂道を進んでいきます。
お花見をしながらですから少し興奮気味になりますが、この時期の醍醐味ですからゆっくり楽しんでいただきます。
いたるところのポイントから吉野山の全景が眺めるルートです。
中盤では、綺麗に手入れされた杉林の平坦な道を歩いていきます。
針葉樹のフィトンチッドがいっぱいの森の中で、花見で興奮した気持ちを落ち着かせてもらいます。
日本三大美林の吉野の杉林の中、万葉の草壁皇子も歩いたであろうこの道で、ゆったりとした時を過ごしたあと、宮滝まで下っていきます。
途中見事な高滝は森林セラピー中の私たちの気持ちを更にリフレッシュしてくれる必見の滝です。
これらのルートの中で、五感の開放、1/fのゆらぎ、腹式呼吸、安息と森林セラピープログラムを体験していただきます。
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